2015年12月18日

R1200RT(空冷)

久々に更新。
けっこう放置してましたなあ・・・

放置期間中は愛車セルタオの車検通したり、なんやかんややってました。

友達に「更新しろや!」と言われたので、久々に更新しまーす。


が、ネタがない・・・
目新しいバイク乗ってないんですよねえ・・・
てなわけで、過去に乗ったバイクから、こいつをチョイス


R1200RT(空冷)
R1200RT(空冷)

BMWといえば!
ボクサーエンジンでツアラーなイメージの人も多いと思います。
RTはまさにドンピシャでそんなバイクです。
何気に僕が初めて乗ったBMWだったりします(所有ではない)

そもそも「RT」とは「Reisen Tour」の略で、ドイツ語と英語の組み合わせ。
意味合いはどちらも「旅」らしいです。
ガチンコのツーリングバイクだと思えばいいでしょう。


さてさて、R1200RTは2014年で空水油冷という、無縁単車墓地群の喪主様の言葉を借りれば
「フォアグラのトリュフソースキャビア添え」みたいなエンジンになってますが、今回取り上げるのはその前の型
空油冷のモデルです。

スペックは以下の通り。

排気量 1,169cc
最高出力 81kW(110ps)/7,750rpm
最大トルク 120Nm/6,000rpm
ホイールベース 1,480 mm
全長 2,230 mm
全幅(ミラーを含む) 905mm(パニアを含む:980mm)
全高(ミラーを除く) 1,560mm
シート高、空車時 780/8000mm(ハイシート:820/840mm、エクストラローシート(ワンピース):765mm、ローダウンサスペンション:750mm、コンフォートシート:785mm)
空車重量、走行可能状態、燃料満タン時 1) 274kg

最大出力は110馬力。
空冷ボクサーも最終型ではここまでの馬力をひっぱりだします。
トルクもツインらしく、モリモリ!
しかし、このエンジンは粘らないのでエンストするときはアッサリ動くのをあきらめます。
ハイ、ヤーメタ。といわんばかりに急にエンストします。
・・・少しはXR400Rのエンジンを見習いなさいといいたくなる。

車重は重いです。
そりゃ、でっかい車体をフルカウルで包んで、パニアケースやらつけて
電動スクリーンにグリップヒーター、果てにはオーディオまで積み込んだらこんな車重になります。
更にいえば、足つきはよくないです。
シート高のところにローシートで~みたいに書いてますが、シートを交換すればある程度調整可能です。
・・・まあ、エクストラローシートはすわり心地悪いのであまりお勧めしません。
かといって、そのままではシート高高いので、身長170cm程度ではちと足つきに不安があります。
まあ、走り出せばどうってことないんですけども。

スペックと見た目、装備を簡単にまとめれば
デカイ、重い、快適
といった感じのバイクですが、乗ってみたらどうなるか。

実際にまたがるとポジションは背筋が伸びた状態になります。
ハンドルはツアラーらしく、ぐっと手前によってきています。

アイドリングから発進すると、乾式単板クラッチのせいでちょっとあおり気味でつないであげるとエンストが怖くないです。
RTはGSに比べると高回転のギア比なのか(調べてないのでよくわからんですが)エンストしやすかった記憶があります。というか、試乗会でエンスト多発してた。

走り出せば、ウインドプロテクションは完璧。
ミラー兼ナックルガードみたいなカウルは手に当たる風まで防いでくれます。
電動スクリーンは見事の一言。
スイッチ一つで無段階調整可能で、上げきれば顔面に風が当たることはなくなります。

そして、乗り味。
これがたまらない。

でかくて
重くて
ガチのツアラーが

クイクイ曲がります。
ええ、初乗りでびっくりしました。
セルフステアでクイっとハンドルが曲がり、するんと旋回。
低速トルクモリモリの二気筒エンジンが吐き出す力をタイヤがアスファルトに叩きつけ
怒涛のような立ち上がり。

・・・速いんです。こいつ。
おまけに空冷の最終となれば電子制御も搭載されています。
ガバ開けしたところで、ケツの滑り出しはかなり抑えられます。
BMWのバイクはこういうところ、卑怯なくらいよく出来てます。

エンジンに関しては、ボクサーエンジンらしい特徴が顕著です。
アイドリングでアクセルをあおれば、左に倒れますし
どくとくの乾いた太いエンジン音もやる気にさせます。
フラットな回転数の上がり方、どこから開けても加速する感覚。
そして、乗り手も疲れない。
非常によくできているバイクです。

これが水冷になると、さらに快適に、さらによく回るエンジンになるんですが
クセになるようなあの味が薄いので、僕は空冷ボクサーのほうが好きだったりします。

R1200RT
まとめると
でかくて重くて快適でおまけに速い。
そんなバイクです。

で、弱点なんですが・・・
まずは重たいことと足つきの悪さ。
はっきりいって日本人の小柄な体格だと、取り回しがきついかも。
おまけに転がせば、フルカウル故に、ミラー、エンジンヘッド、パニアケースに派手に傷が行きます。
まあ、ここら辺に傷が入った程度で走行不能にはならないので、僕はまったく気にしませんが、バイクの傷を
気にする人には致命的です。
あと、重たいから起こすのが大変。
パニアとエンジンで角度が付いた状態で転がるので、起こすのはまだ楽ですが・・・重たいもんは重たいんです。

そして、空冷の宿命
渋滞に弱い。
ええ、渋滞にはまるとオーバーヒートします。
空冷だから仕方ないですが・・・あの巨体が移動不可能となった瞬間、全てがにくくなるでしょう。

うーん・・・弱点らしい弱点がでてこないような気がする・・・

ま、なんにせよ
RTは非常によくできたバイクです。
スポーツ系バイクが好きな人にこそ、乗ってもらいたいバイクです。
こいつにのって、峠に行ってみてください。
目からうろこが落ちますぜ。



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Posted by えがすら at 02:47│Comments(0)バイク
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