2015年08月13日
R1200GSその1
友達がブログみて
ZR-7をこきおろしてるように見えた。
とか言われたえがすらです。
こんばんは。
僕の中ではすげー評価高いバイクなんですけどね。
書き方が悪いのか・・・ううむ・・・
バイクにとって「普通」の状態であることは、けっこう重要なことだと思っています。
SSだったり、ハーレーだったり、オフ車だったり、乗ってみて「すげえ!」って思うバイクは数ありますが
長時間乗り続けるには体の状態が「普通」であることは大事なことです。
乗ってても疲れない。このありがたさは実は気づきにくいものです。
一日中乗っても、一日1000km乗っても「普通」でいられる。
そんなバイクは、実は存在します。
というわけで、今日のお題は「R1200GS」です。

画像は友人の愛車、R1200GSアドベンチャーです。
R1200GSは、うちのセルタオと同じくBMWのバイクです。
こっちは正真正銘のドイツ製マシンです。
国産のバイクと比べると、いろんな面が特徴的です。
車のエンジンに似た水平対抗エンジン
ドライブシャフト装備
やたらと豪華な電子制御
とにかく目につくのは

エンジンでしょう。
水平対抗二気筒エンジン
これを積極的に採用し、バイクを今現在まで作り続けているのはBMWだけです。
横に張り出したシリンダー、奥まったところにあるギア類。
国産バイクのエンジンを見慣れた人にとっては、摩訶不思議な形ですよね。
R1200GSは2004年に発売されました。
R1150GSよりフルモデルチェンジを果たし、新型の水平対抗二気筒エンジンを搭載、と期待にまみれて発表されています。
そもそも「GS」とは何のことかといいますと、ドイツ語で「ゲレンデシュポルト」
直訳すれば、「山、スポーツ」って意味でしょうか。
まあ、とにかく野山を楽しく駆け巡る。そんな意味合いです。
オフロードバイクとオンロードバイクの中間のような形をしたこのバイク
実際に乗ってみると、ものすごく乗りやすいです。
水平対抗二気筒エンジンはものすごくフラットな出力の出し方をします。
簡単に言えば、どこからアクセル開けてもぐいぐい加速します。
先に書いたDT50やMC19とかとはホント真逆。
低速で走っても、速度を上げても、あまり変わりなし。
常に通常営業な感じです。
よく言われる、「水平対抗エンジンはアクセルを回すと、右に傾く」という話は本当です。
アイドリング状態でブンッ!とエンジンをふかすと、右にクンッと傾きます。
水平対抗エンジンの特徴ですね。
その理由は「トルクリアクション」ってヤツらしいのですが、説明すると長くなるので、
省略。
聞きたい人はコメント残すか、リアルで捕まえてくださいな。
オフ車のスタイルはハンドルの高さ、ハンドルの切れ角の大きさにつながります。
ライディングポジションはママチャリに乗ってるような感じ。
背筋が伸びて、自然に出した手がハンドルにたどり着く。
お尻は分厚く、しっかりしたシートが支えてくれます。
このシートがまた具合がよいです。ガチで長時間乗ってもケツに痛みが走りません。
また、オフ車のスタイルのクセにでっかいスクリーンとフロントにはちゃっかりフェンダーが付いています。
これがまた絶妙にいい仕事をしてくれます。
雨の日に乗っても、あんまし身体は濡れないし、速度を上げてもライダーは殆ど風の影響を受けません。
かなーり考え抜かれて作られたスクリーンです。
また、横にせり出したエンジンはスネも風から守ります。
ぶっちゃけ全身が守られています。
オフ車スタイルの弱点はシート高の高さです。
BMWのバイク自体が(最近のはちょっと違います)身長180cm、体重85kgのドイツ人体型を基準に作られてます。
つまりはやたらと大柄なんです。
身長170cm程度の日本人が跨った場合、足つきは最悪となります。
んでもって、更に襲い掛かるのが重量です。
シート高840ミリ、車重240kg(燃料9割入った状態)
これで爪先立ちです。
更にR1200GSは荷物を積んだスタイルがめっちゃ似合います。
ええ・・・スタイルを優先し、荷物を積めば更に重量あっぷ!
足つきであーだこーだ言うライダーを遠ざけます。
しかしながら、その存在感でどうしても乗ってみたい!!てか、乗る!なんとかしろ
!!っていうライダーが多いので、
R1200GSについてはシート加工を施される場合が多いです。
また、河名シートやK&Hなどなど、社外でウルトラローシートが発売されています。
他にもサス変えたり、あちこちいじったり・・・
やろうと思えば、女性でも足つき十分なバイクに生まれ変わります。
もし、1200GSで足つきに悩んでいる人は、シート加工に出してシートの幅を削ってもらいましょう。
それだけでだいぶ変わります。
そして、特徴的なところがもう一つ。
テレレバーとパラレバーです。

上の画像は服をひんむかれたR1200GSです。
フロント周りに注目してみると・・・サスペンションが付いているのが見えますね。
これがテレレバーです。
世の中バイクのフロントサスペンションシステムとしては、テレスコピック方式が一般的かと思います。
フロントタイヤを支えてる二本の棒の中身がサスペンションになっている、っていうアレです。
対してテレレバーはサスペンションが外にいます。
ちなみにフロントタイヤを支えている棒はマジで単なる棒です。
スライダーチューブになっているだけで、中身はすっからかんなんです。
んじゃ、これの何がよいかといいますと
フロントブレーキをかけても、前があんまり沈まないのです。
それがどのような効果をもたらすかというと、運転者に対し、走行中の姿勢の変化が抑えられます。
身体がガックンガックン動かないってことです。
おまけに車体の動きも少ないので、テレレバーを装備したバイクならば、コーナーリング中にフロントブレーキが使えます。しかも、遠慮なく。
バイク乗りだったら常識をうたがうことですが、出来ちゃうんです。
パラレバーはリアサスペンションに組み込んであります。
これはドライブシャフトのクセ(アクセルを開けると、ケツがピョンと上にいく、アレ)を打ち消すという代物です。
こちらはあまり有名じゃないですが、じみーにいい仕事をするわけです。
他にも、電気系統を一括で管理する、CAN-BUS(キャンバスと読む)システムやABS、ASCその他諸々
いろーんな変な機能が満載ですが
長くなりすぎたので、続きはまた今度。
ZR-7をこきおろしてるように見えた。
とか言われたえがすらです。
こんばんは。
僕の中ではすげー評価高いバイクなんですけどね。
書き方が悪いのか・・・ううむ・・・
バイクにとって「普通」の状態であることは、けっこう重要なことだと思っています。
SSだったり、ハーレーだったり、オフ車だったり、乗ってみて「すげえ!」って思うバイクは数ありますが
長時間乗り続けるには体の状態が「普通」であることは大事なことです。
乗ってても疲れない。このありがたさは実は気づきにくいものです。
一日中乗っても、一日1000km乗っても「普通」でいられる。
そんなバイクは、実は存在します。
というわけで、今日のお題は「R1200GS」です。
画像は友人の愛車、R1200GSアドベンチャーです。
R1200GSは、うちのセルタオと同じくBMWのバイクです。
こっちは正真正銘のドイツ製マシンです。
国産のバイクと比べると、いろんな面が特徴的です。
車のエンジンに似た水平対抗エンジン
ドライブシャフト装備
やたらと豪華な電子制御
とにかく目につくのは

エンジンでしょう。
水平対抗二気筒エンジン
これを積極的に採用し、バイクを今現在まで作り続けているのはBMWだけです。
横に張り出したシリンダー、奥まったところにあるギア類。
国産バイクのエンジンを見慣れた人にとっては、摩訶不思議な形ですよね。
R1200GSは2004年に発売されました。
R1150GSよりフルモデルチェンジを果たし、新型の水平対抗二気筒エンジンを搭載、と期待にまみれて発表されています。
そもそも「GS」とは何のことかといいますと、ドイツ語で「ゲレンデシュポルト」
直訳すれば、「山、スポーツ」って意味でしょうか。
まあ、とにかく野山を楽しく駆け巡る。そんな意味合いです。
オフロードバイクとオンロードバイクの中間のような形をしたこのバイク
実際に乗ってみると、ものすごく乗りやすいです。
水平対抗二気筒エンジンはものすごくフラットな出力の出し方をします。
簡単に言えば、どこからアクセル開けてもぐいぐい加速します。
先に書いたDT50やMC19とかとはホント真逆。
低速で走っても、速度を上げても、あまり変わりなし。
常に通常営業な感じです。
よく言われる、「水平対抗エンジンはアクセルを回すと、右に傾く」という話は本当です。
アイドリング状態でブンッ!とエンジンをふかすと、右にクンッと傾きます。
水平対抗エンジンの特徴ですね。
その理由は「トルクリアクション」ってヤツらしいのですが、説明すると長くなるので、
省略。
聞きたい人はコメント残すか、リアルで捕まえてくださいな。
オフ車のスタイルはハンドルの高さ、ハンドルの切れ角の大きさにつながります。
ライディングポジションはママチャリに乗ってるような感じ。
背筋が伸びて、自然に出した手がハンドルにたどり着く。
お尻は分厚く、しっかりしたシートが支えてくれます。
このシートがまた具合がよいです。ガチで長時間乗ってもケツに痛みが走りません。
また、オフ車のスタイルのクセにでっかいスクリーンとフロントにはちゃっかりフェンダーが付いています。
これがまた絶妙にいい仕事をしてくれます。
雨の日に乗っても、あんまし身体は濡れないし、速度を上げてもライダーは殆ど風の影響を受けません。
かなーり考え抜かれて作られたスクリーンです。
また、横にせり出したエンジンはスネも風から守ります。
ぶっちゃけ全身が守られています。
オフ車スタイルの弱点はシート高の高さです。
BMWのバイク自体が(最近のはちょっと違います)身長180cm、体重85kgのドイツ人体型を基準に作られてます。
つまりはやたらと大柄なんです。
身長170cm程度の日本人が跨った場合、足つきは最悪となります。
んでもって、更に襲い掛かるのが重量です。
シート高840ミリ、車重240kg(燃料9割入った状態)
これで爪先立ちです。
更にR1200GSは荷物を積んだスタイルがめっちゃ似合います。
ええ・・・スタイルを優先し、荷物を積めば更に重量あっぷ!
足つきであーだこーだ言うライダーを遠ざけます。
しかしながら、その存在感でどうしても乗ってみたい!!てか、乗る!なんとかしろ
!!っていうライダーが多いので、
R1200GSについてはシート加工を施される場合が多いです。
また、河名シートやK&Hなどなど、社外でウルトラローシートが発売されています。
他にもサス変えたり、あちこちいじったり・・・
やろうと思えば、女性でも足つき十分なバイクに生まれ変わります。
もし、1200GSで足つきに悩んでいる人は、シート加工に出してシートの幅を削ってもらいましょう。
それだけでだいぶ変わります。
そして、特徴的なところがもう一つ。
テレレバーとパラレバーです。

上の画像は服をひんむかれたR1200GSです。
フロント周りに注目してみると・・・サスペンションが付いているのが見えますね。
これがテレレバーです。
世の中バイクのフロントサスペンションシステムとしては、テレスコピック方式が一般的かと思います。
フロントタイヤを支えてる二本の棒の中身がサスペンションになっている、っていうアレです。
対してテレレバーはサスペンションが外にいます。
ちなみにフロントタイヤを支えている棒はマジで単なる棒です。
スライダーチューブになっているだけで、中身はすっからかんなんです。
んじゃ、これの何がよいかといいますと
フロントブレーキをかけても、前があんまり沈まないのです。
それがどのような効果をもたらすかというと、運転者に対し、走行中の姿勢の変化が抑えられます。
身体がガックンガックン動かないってことです。
おまけに車体の動きも少ないので、テレレバーを装備したバイクならば、コーナーリング中にフロントブレーキが使えます。しかも、遠慮なく。
バイク乗りだったら常識をうたがうことですが、出来ちゃうんです。
パラレバーはリアサスペンションに組み込んであります。
これはドライブシャフトのクセ(アクセルを開けると、ケツがピョンと上にいく、アレ)を打ち消すという代物です。
こちらはあまり有名じゃないですが、じみーにいい仕事をするわけです。
他にも、電気系統を一括で管理する、CAN-BUS(キャンバスと読む)システムやABS、ASCその他諸々
いろーんな変な機能が満載ですが
長くなりすぎたので、続きはまた今度。
Posted by えがすら at 02:11│Comments(7)
│バイク
この記事へのコメント
オフはテレレバーよりテレスコの方が良いんじゃないか、と漠然と思う今日この頃。
Posted by もきち at 2015年08月13日 11:46
それが、そうでもないらしい。
1200GSでオフを行く人曰く、アクセル開けてりゃ前に進む。
ノーテクニックでおk。魔法の絨毯だよ。
とのこと。
考えてみれば、ほぼオフばっかなのに世界縦断とかやれるバイクなんよね。
たぶんそこにぬかりはないかと。
1200GSでオフを行く人曰く、アクセル開けてりゃ前に進む。
ノーテクニックでおk。魔法の絨毯だよ。
とのこと。
考えてみれば、ほぼオフばっかなのに世界縦断とかやれるバイクなんよね。
たぶんそこにぬかりはないかと。
Posted by えがすら
at 2015年08月13日 21:04

ストマジは?(゜д゜)
Posted by 飛行教導隊 at 2015年08月23日 15:21
ストマジは・・・やっていいんすかね・・・やりますよ・・・?
写メ無いからくださいな
写メ無いからくださいな
Posted by えがすら
at 2015年08月26日 14:58

フロント沈まないと曲がりにくいんじゃ?
Posted by msm at 2015年09月01日 19:10
理屈はわかんないですけど、バンク中に遠慮なしにフロント握れるのと、SS追っかけ回すおっさんがたくさんいるので、曲がりにくいことないです。
Posted by えがすら
at 2015年09月01日 21:04

よくよく考えたら、なんでフロント沈まないと曲がりにくいって発想に至ったんです?
ハブステアのelf4はレース走ってたし、昔から各メーカーはノーズダイブを抑える方向の機構を考えてたし。
誰か解説お願いします。物理0点の男にはわからん。
ハブステアのelf4はレース走ってたし、昔から各メーカーはノーズダイブを抑える方向の機構を考えてたし。
誰か解説お願いします。物理0点の男にはわからん。
Posted by えがすら
at 2015年09月02日 17:20
