2016年06月11日

グロム

すっげー久しぶりに更新するなぁ
あ、どうも。えがすらです。

ここ数か月は釣りしたり、廃墟探索したり、心霊スポット行ってみたり
なんかバイクから離れたことばっかしてました。
しょっちゅう乗ってるんですけどねぇ・・・

で、久々に更新ってわけです。
ちょっと前に「乗って!私のバイク乗って!」とバイク仲間のおねーさまに言われるがままに
タイトルのバイクに乗ったわけですよ。

grom01

どどん!っと、グロムです。

ブログ見てるような人には説明は不要でしょう。
ホンダが2013年に国内で発売した、4ストローク125ccのエンジンを搭載したバイクです。

前後12インチのホイールを装備。エンジンはタイカブでおなじみの4スト125ccを流用。
コンパクトでスタイリッシュな見た目は、かわいいとも格好いいとも受け取ることができるデザイン。
発売後はセカンドバイクにもメインバイクにも、とにかくまあ、バカ売れしてるみたい。
・・・具体的な販売台数は知りませんが、ちょっと街をうろつけば、ちょいちょい走ってる。
体感として「売れてる」感を感じるバイクです。

このクラス、元をたどれば、KSRやTDR(50と80ね)、モンキーRもこのカテゴリに入るのかなぁ・・・
モンキー、ゴリラとは、またちょっと違う頼もしさとスポーティさを持つ見た目で、ちょっと速いってイメージのバイクたちです。
昔っからセカンドバイクとして人気が高いって印象です。
僕もずーーーっと前からKSR110Proがほしいですもん。金ないから買えんけど。

で、グロムもずっと気にはなったのですが、乗る機会がなかったのです。
なので、今回乗せてもらえた時は興奮しました。

おまけに、乗ったことないので試乗前のイメージ(というか、色眼鏡)はまっさらな状態。
こういうのはワクワクしますよねw

またがった印象はコンパクト。
コンパクトなんですが、ライディングポジションはまったくきつくありません。
ぶっちゃけ250ccの下手なバイクより体は楽です。
ホンダも「おとなの玩具」として設計したのでしょうねーと思わせてくれます。
ニーグリップも自然。ステップ位置もよし。
・・・今回のグロムはオーナー(女性でかなり小柄)に合わせて、ローシートが入っていたため
若干ケツが痛くなりそうな予感はありますが、許容範囲。
足つきが良すぎる車両にまたがると「うーわー・・・足つきなんてどうでもいいから、ハイシートくれー」って思う僕ですが
グロムに関しては文句なしでした。

で、エンジンをかけると、すんごい素直に「ストトトト・・・」と目を覚まします。
インジェクションって素敵よねーと思う瞬間です。

ここまでノンストレスです。
車体が小さいので、取り回しは楽だし、軽いので動かすのも苦痛なし。
おまけにエンジンの始動性抜群で、ライポジは楽。
・・・やっべ。悪いところがない。

クラッチをつないで、道路を走りだします。
まあ、125だし?そんなに速くないべ?とか思いながら、ぐわっとアクセルを開けると

鋭い出足で突っ走ってくれます。
今回のグロムはマフラーも変わってるライトチューン仕様。
でも、カリッカリのいじり方ではありません。
それなのに、それなのに
速いw

印象としては、単気筒らしく下からのトルクが豊富で、0~60km/hまで、力強く走っていきます。
どこまで伸びるかなー?と直線が長いところで、引っ張ってみましたが、悲しいかな、町中。
70km/hまでノンストレスでぐんぐん伸びたあたりで、直線が終わってしまいます。

下手な4発250ccより「走ってる感・俺速い感」は楽しめます。
ていうか、楽しい。乗ってて楽しい。

ところがどっこい、不満点もあります。
タイヤがちっこいこと。
小径ホイールが初めての僕なので、扱い方がさっぱりわからない。
「イェーイ!おもしれえ!!」と調子に乗ると、ギャップで遠慮なく車体が振られます。
超怖い。

まあでも、この不満点はマイナスポイントではありません。
なんせグロムは「ちっちゃい」ことがアイデンティティの一つ。乗り方を知らんライダーが悪いのです。

広めの駐車場に入り込み、ぐるぐる回ってみます。
ハンドルの切れ角が大きいので、フルロックするのが怖い。
そして、クルクルちっちゃく回れる。
これは・・乗りこなしたら、めっちゃ速いぞ。

乗っていて、現状の「先」を想像できちゃうんです。
ここをああいじったら楽しそう。このテクを練習したら速く走れそう。
いろんなことを考えさせてくれます。

ああ、こりゃいいバイクだ。
大満足でオーナーの元へ帰りました。

10分程度の試乗じゃ、全然足りない。
ちょっと乗っただけじゃ、満足できない。もっと走りたい。
そんな気分にさせてくれます。

欲を引き出してくれる玩具って、そうそうないんですよ。
それがここにはある。
そういう意味でグロムは最高のマシンでした。

原付二種という法区分の中では、町中でもノンストレスで走り
性能自体も「街」というストップアンドゴーが多いフィールドでも、引き出すことが出来
おまけに乗っていて楽しい。もっと乗りたいと思わせてくれる。
こりゃ売れるわけです。

グロムのヒットを受けて、カワサキもZ125Proというモロライバルをぶち当ててきましたし
ホンダ自身もグロムをアップデート。新型として、市場にぶち込んできました。
これからも熱そうなこのジャンル。

これからバイクに乗ろうという人、セカンドマシンがほしい人、大型バイクに疲れた人、
かなりおすすめですよ。
ぜひ、お試しあれ。


蛇足
スズキが新型GAGとして、このカテゴリに飛び込んできたら、すっげー楽しいだろうなあ・・・
セパハンフルカウル125コンパクト。
ぜひやってほしい。
んでもって、ホンダ必殺の後出しジャンケン。NSF125Rとか持ってきて、コテンパンにやられてほしい・・・
ああ・・・夢が広がるなあ・・・


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Posted by えがすら at 03:06│Comments(1)バイク
この記事へのコメント
最近はスズキの方が後出し多いですよ
というより最近のスズキは何か新ジャンルを開拓したか?と思いつかないレベルですね
それにエンジンも250クラスのスポーツバイクに実用車のエンジンを使い回す等バイクに対するヤル気が無くなってるのが寂しいですね
Motogpで折角タイトルをとったのですからここら辺でGSX-R250にスポーツバイクのエンジンを開発して投入して盛り上げて欲しいです。
Posted by スズ菌 at 2021年01月31日 13:35
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